【屋根工事】相談するきっかけランキング|まだ大丈夫?と思ったら
- 筆者 服部

「屋根工事って、みんなどんなきっかけで相談しているんだろう?」
「雨漏りしているわけではないし、まだ相談するほどではないかな?」
屋根は普段じっくり見る場所ではないため、 気になることがあっても、どのタイミングで相談すればいいのか分かりにくい場所です。
実際には、屋根工事の相談は 「雨漏りした」「瓦が落ちた」 といった大きな不具合が起きてからとは限りません。
「築年数が気になってきた」「屋根が以前より色あせて見える」「瓦が少しズレている気がする」など、小さな違和感が相談のきっかけになることもあります。
そこで今回は、屋根リフォームに関する調査などを参考に、 屋根工事を考え始める主なきっかけをランキング形式で紹介します。
「うちもそろそろ見てもらった方がいい?」と感じている方は、ご自宅と照らし合わせながら確認してみてください。
屋根工事を相談しようと思ったきっかけランキング
屋根工事を検討する理由は住宅によって異なりますが、調査結果や実際の相談で多いものを整理すると、主に次のようなきっかけがあります。
1位 築年数・屋根の老朽化が気になった
特に多いのが、 「築年数が経ってきたから、一度屋根を確認しておきたい」 というきっかけです。
雨漏りなどの目立った症状がなくても、
「築20年を超えたけど、屋根は大丈夫?」
「新築してから一度も屋根工事をしていない」
「そろそろメンテナンス時期なのでは?」
と気になり始める方は少なくありません。
屋根材だけでなく、その下にある防水層や下地も年月とともに変化していきます。
そのため、 築年数は工事を決める基準ではなく、屋根の状態を確認する一つのきっかけ と考えるのがおすすめです。
2位 雨漏り・天井のシミが見つかった
「天井に今までなかったシミがある」
「強い雨の日だけ水が入ってくる」
こうした変化から屋根の相談につながるケースもあります。
雨漏りは、必ずしも水が室内にポタポタ落ちてくるとは限りません。
屋根材の下から雨水が入り、防水層や下地を通って室内側へ現れることもあるため、 雨染みなど普段と違う変化に気づいた場合は原因を確認することが大切です。
3位 瓦のズレ・割れなどを見つけた
地上から屋根を見たときに、
「瓦が一枚だけズレているように見える」
「瓦が割れている」
「棟の並びが以前と違う気がする」
といった変化に気づくことがあります。
瓦屋根の場合、 瓦そのものがまだ使用できる状態なら、必ずしも屋根全体を交換する必要はありません。
ズレや劣化の状態によっては、瓦の補修や締め直しなど、 今ある瓦を活かした方法を検討できます。
4位 スレート屋根の色あせ・劣化が気になった
スレート屋根では、築年数の経過とともに 色あせや表面の劣化が目立ってくることがあります。
ただし、見た目だけで「塗装すれば大丈夫」「すぐ交換が必要」と判断するのはおすすめできません。
屋根材だけでなく、 下地や防水層を含めて現在の状態を確認し、今後どのくらい住み続けるのかまで考えて工事方法を選ぶことが重要 です。
条件が合う場合には、既存のスレート屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を施工する 屋根カバー工法 も有力な選択肢になります。
5位 台風・強風・大雪などをきっかけに心配になった
「台風のあとから屋根が気になる」
「大雪が続いたので、一度状態を確認しておきたい」
といった天候をきっかけに相談するケースもあります。
特に石川県をはじめ北陸では、 雨や雪、強風など屋根が厳しい環境にさらされる時期があります。
目立った被害が見えなくても、 以前から気になっていた屋根の状態を確認するきっかけ として考えるとよいでしょう。
「ランキングに当てはまった=工事が必要」ではありません
ここが今回、一番お伝えしたいところです。
たとえば築30年だからといって、すべての住宅で同じ屋根工事が必要になるわけではありません。
反対に、築年数がそれほど経過していなくても、屋根材や施工状態、周辺環境などによって補修が必要になる場合もあります。
だからこそ、
「工事をするかどうか」より先に、「今の屋根がどうなっているのか」を確認することが大切です。

確認した結果、まだ工事する必要がなければ、それも一つの答えです。
瓦屋根なら、今ある瓦を活かせないか確認
瓦屋根は、状態によって工事方法が大きく変わります。
一部の瓦だけに問題があるなら部分補修、瓦のズレなどが中心なら締め直しなど、 使用できる瓦をできるだけ活かす方法 を検討できます。
一方で、屋根の下にある防水層や下地まで劣化している場合には、瓦を一度撤去して下地から整える葺き替えが適しているケースもあります。
重要なのは、 「古いから全部交換」ではなく、瓦と屋根内部の状態を見て必要な工事を判断すること です。
スレート屋根ならカバー工法も選択肢に
築年数が経過したスレート屋根では、塗装だけでなく 屋根カバー工法 も検討したい選択肢です。
カバー工法は、既存の屋根を基本的に残し、その上から防水シートと新しい屋根材を施工する方法です。
既存屋根の撤去範囲を抑えながら屋根全体を更新できるため、スレート屋根の状態や下地などの条件が適している場合には有力な方法になります。
ただし、すべての屋根に施工できるわけではありません。
まず現在の屋根を確認したうえで、塗装・補修・カバー工法などから適した方法を比較することが重要です。
「まだ大丈夫かな?」も屋根を相談するきっかけです
屋根工事をすると決めてから、相談する必要はありません。
「築年数が気になってきた」
「瓦が少しズレているように見える」
「スレート屋根の色あせが目立ってきた」
「雨漏りはしていないけど、一度見てもらった方がいい?」
そのくらいの段階から相談して大丈夫です。
まず屋根の状態を確認して、まだ工事が必要なければ今後のメンテナンス時期を考える材料になります。
工事が必要なら、瓦屋根は今ある瓦を活かせるか、スレート屋根はカバー工法が適しているかなど、 その住宅に合った方法を検討できます。
「まだ大丈夫かな?」と思ったときは、工事を決めるためではなく、 まず今の屋根の状態を知るために相談してみてください。





