同じ工事でも施工方法は違う?見積書では分からない「取り合い部」の防水

「同じ工事内容で、見積金額もそれほど変わらないなら、どの会社に頼んでも施工方法は同じ」
そう思っていませんか?
工事会社を比較するとき、目に入りやすいのは工事金額や使用する材料、保証内容などです。もちろん、これらも大切な比較ポイントです。
しかし実際の工事では、見積書だけでは分かりにくく、完成すると見えにくくなる部分の施工方法にも違いがあります。
今回はその一例として、株式会社 來斗工建と他社の「取り合い部」の防水方法を比較しながら、当社がどのような考えで施工しているのかをご紹介します。
見積書が似ていても、施工方法まで同じとは限りません
例えば、複数の会社から見積もりを取ったとします。
工事内容も似ている。使う材料も似ている。金額にも大きな差がない。
この状態なら、「それなら安い会社でいいかな」と考えるのは自然なことだと思います。
しかし、見積書に書かれている工事項目が同じだからといって、実際の納まりや防水の考え方まで同じとは限りません。
特に確認してほしいのが、部材と部材が接する「取り合い部」です。
こうした部分は建物を雨水から守るうえで重要ですが、工事が完成すると細かな施工状況までは確認しにくくなります。
だからこそ、工事前に「どのように防水するのか」まで確認することが大切です。
來斗工建と他社の施工方法を比較

今回の比較図では、左側が株式会社 來斗工建の施工方法、右側が他社の施工方法です。
図を見ると、どちらにもコーキングが使われています。
大きな違いは、來斗工建側には**「水返し」**が設けられていることです。
他社施工|コーキングによる防水
比較図の他社施工では、取り合い部をコーキングによって防水する構造になっています。
この方法では、コーキングが切れることで、直に浸水するリスクがあります。
施工直後だけを見れば、違いを感じにくい部分かもしれません。
しかし、防水をコーキングに頼っている場合には、コーキングが切れた後にどうなるのかまで考える必要があります。
來斗工建|コーキングだけに防水を頼らない施工
一方、來斗工建の施工方法では、コーキングだけではなく**「水返し」**を設けています。
そのため、コーキングが切れた場合にも、その先に水返しがあり、他社と比較して浸水のリスクを小さくする構造になっています。
つまり、「コーキングを施工したから大丈夫」と考えるだけではありません。
「もしコーキングが切れたら、その次にどうやって雨水の浸入を防ぐのか」
そこまで考えて施工することが、今回比較している2つの施工方法の大きな違いです。
瓦職人と板金職人が連携して取り合い部を施工

來斗工建は、瓦職人のチームでありながら、板金職人も在籍しています。さらに、在籍する板金職人は一級技能士です。
今回のような取り合い部では、板金を正確に加工する技術はもちろん重要です。しかし、それだけで良い納まりができるわけではありません。

屋根側をどう納めるのか、板金をどの形状に加工するのか、雨水がどのように流れるのか。それぞれを考え、組み合わせる必要があります。
そこで当社では、屋根職人と板金職人が打ち合わせを行い、それぞれの専門知識を持ち寄って施工方法を決めています。
「屋根側から水がどのように流れるのか」
「取り合い部を板金でどう納めるのか」
「コーキングが切れた場合にも、どうすれば水が入りにくいのか」
こうした部分まで職人同士で確認しながら施工します。
当社の強みは、板金加工の精度だけではありません。
屋根を知る瓦職人と、板金加工を専門とする一級技能士の板金職人が、同じチームとして連携できることも大きな強みです。
Q&A|コーキングをしてあれば十分ではないの?
Q. コーキングで防水しているなら問題ないのでは?
今回比較している他社施工も、コーキングによって防水されています。
違いは、コーキングが切れた場合まで考えた構造になっているかです。
來斗工建では水返しを設けることで、コーキングだけに防水を依存しない納まりにしています。
Q. 見積書を見れば施工方法の違いは分かりますか?
見積書の工事項目や金額だけでは、今回のような細かな納まりまで判断しにくい場合があります。
そのため、会社を比較するときは金額だけを見るのではなく、**「この部分はどのように防水しますか?」**と施工方法まで確認してみることをおすすめします。
Q. 金額が高い会社を選べば安心ですか?
金額だけでは判断できません。
「安い会社ではなく高い会社を選んでください」ということではなく、大切なのは、その金額でどのような施工をするのかまで比較することです。
工事会社を選ぶときは「完成すると見えない部分」も比較してください
工事会社を選ぶとき、価格を比較することは当然です。
ただし、同じような工事内容・見積金額に見えても、細かな施工方法まで同じとは限りません。
來斗工建では、コーキングだけによる防水ではなく、コーキングが切れた場合にも水返しがある施工方法を採用しています。
さらに、その納まりを支えているのが、瓦職人と一級技能士の板金職人による連携です。
価格や使用材料だけではなく、
「完成すると見えなくなるところを、どのように施工する会社なのか」
まで比べてみてください。
「見積書を見ても施工方法の違いが分からない」「他社の見積もりと何が違うのか知りたい」という段階でも構いません。
工事を依頼するかどうかを決める前に、まず施工内容を比較するための一つの判断材料としてご相談ください。





